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ヨガ 瞑想の仕方


ヨガとは変性意識に入る方法です。
 これが「ヨガ 瞑想の仕方」です。
 
 「ヨガ」というのは、日本では柔軟体操のように思う人が多いのですが、あれは宗教儀式または修行法です。
 日本の仏教の真言宗や天台宗に伝わる密教の原型が、ヨガなのです。(ヨガ 瞑想の仕方)
 
 じつは柔軟体操のようなヨガは「ハタヨーガ」と呼ばれる、瞑想法の準備段階を言います。
 そのあとに実際に座禅のようなことをする「クンダリニーヨーガ」があります。
 本当は次にもう一つの段階がありますが、忘れました。
 知りたい人は、インターネットで調べて下さい。(ラージャヨーガです)
 

ヨガ 瞑想の仕方 1

 さて「ハタヨーガ」の話です。
 なぜ、柔軟体操で変成意識に入りやすい体を、作ることができるのでしょうか?
 
 その答えは、脳内麻薬にあります。
 脳内部で脳に気持ちいいと感じさせるホルモン(脳内麻薬)は、私の知るかぎりでは3種類です。
 βエンドルフィン・メラトニンとドーパミンです。
 この内βエンドルフィンはリラックスしたときにでるホルモンで、メラトニンは眠りを引き起こす作用のある脳内ホルモンです。
 これらは使えません。
 
 なぜなら瞑想は肉体の働きを極力抑えることで、内部表現という脳内バーチャルリアリティーにアクセスしようとする行為です。
 そのために通常意識とは違う意識状態を作らねばなりません。
 そのために、脳内麻薬物質を使います(古代の宗教儀式では本当の麻薬や酒が使われていました。オウム真理教でも洗脳の時にLSDなどが使われています)。
 

ヨガ 瞑想の仕方 2

 しかしβエンドルフィンとメラトニンは、リラックスと睡眠のホルモンなので、眠ってしまうのです。
 眠ってしまわないためには、体をまったく使っていない状態でありながら、運動しているかのような状態を脳に認識させねばなりません。
 
 そのために使える唯一の脳内ホルモンが、ドーパミンなのです。
 よくマラソン選手が、ランナーズハイという状態になると聞きますが、あの時に作用しているホルモンがドーパミンであると思われます。
 そしてこのドーパミンを出やすい体質にするための運動が、つまり「ハタヨーガ」なんです!
 
ヨガ 瞑想の仕方3

 ここで、ヨガ(短くヨガと記述するのは、日本人の感じているヨーガのイメージを表現するときのためです)に対する誤解を述べます。
 誤解というか、私の解釈ですが・・・・
 
 ヨガではいろいろなポーズをしますが、あのやり方とか、複雑なポージングに、深遠な意味があるかのように感じる日本人が多いと思います。
 愚かなことだと、思っています。
 
 ヨガが、ドーパミンがでる体質を作ることと定義するなら、あのような複雑な体系は必要がありません。
 ヨガがインドでの長い歴史を持つことを考えると、商業主義のためには、簡単には覚えられないヨガの体系が必要だったのでは?と私は考えています。
 
 これが、日本人の好きな「華道」や「茶道」のような師匠と家元・弟子の関係で受け入れられているのが、日本における「ヨガ」の現実ではないでしょうか?
 インド人の商売上手を考えると、日本人の持つインドに対するイメージは大幅な修正が必要かと思います(私はインドへの渡航体験はありませんが)。
 
 ですから、ヨーガを覚えたいと思うなら、本屋へ行って立ち読みして「前屈」と「上体そらし」のポーズを覚えください。
 その際大切なのは、呼吸法です。
 
 体を前屈させるときには、「呼気」を伴い、逆のときは「吸気」をつかうのが、原則です。
 これをマスターして下さい。
 
 そしてもっとも大切な「ヨーガ」の秘法を、これから伝授します。
 
 それはまた来週!
 お楽しみに・・・・・・・
 
 
 ヨガ 瞑想の仕方 付録
 
 
 「おいおい、そりゃないだろ!」って、
思われましたか?
 
 では特別に、お教えします。
 
 それは・・・・・・
 「しかばねのポーズ」です!
 
 床の上に大の字に寝っころがるのが「しかばねのポーズ」です。
 
 誰でもできる、簡単なものですね。しかしこれが一番大切なのです。
 
 私の瞑想法(トマベチ方式がベースになっています)では、記憶を使います。
 つまりドーパミンは運動時にでるホルモンなので、運動の記憶を使います。
 ところで筋肉内部には紡錘体という、筋肉が引き延ばされたことを感じるセンサーがあるのです。
 ヨーガのポーズをすると、この筋肉紡錘体が刺激を受けた信号を脳に送り、これが脳内で処理されます。
 各ポーズの間で、ヨーガでは必ず「しかばねのポーズ」を取ることになっていますが、これはつまり「筋肉が引き延ばされた感覚」を、脳に記憶させるプロセスなのです。
 
 ですから、「しかばねのポーズ」が一番大切だといったのは、そういう理由です。
 
 実際に各ポーズの後で「しかばねのポーズ」を行うなら、筋肉の引き延ばされた感覚を味わうことを経験できるでしょう。
 

 試しに眠る前に、その「しかばねのポーズ」をして、筋肉の引き延ばされた感覚を思い出してみてください。
 
 あなたは、もうこれだけで軽い変成意識状態に入っています。
 

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