覚醒剤は、アンフェタミンやメタンフェタミンという薬物の一般名です
なぜこのような危険や薬が出回っているかというと、戦争のためです
特に第2次世界大戦の終わりごろ、日本軍は特攻という相手軍艦に対する戦闘機の体当たり攻撃をしました
このような絶対に生きて帰れない戦闘行為において、恐怖心を無くするために多用されたのが、アンフェタミンやメタンフェタミンという薬です
覚醒剤がもたらす快感は、死んでしまうかもしれない恐怖を克服できるほどの効果があります
このような覚せい剤を注射すると、強力な快感・やる気が起きて、さらに恐怖心がなくなるのです
この覚せい剤は戦争後も、使われつづけました
なぜなら、当時は麻薬のような違法薬物ではなかったからです
覚せい剤は、漢方薬の原料である麻黄(マオウ)という薬草から抽出される、エフェドリンという喘息の薬から、簡単に合成することができます
さて、なぜ覚せい剤はこれほどまでに強力な快感作用を脳にもたらすのでしょうか?
それは脳内麻薬物質と呼ばれる、β・エンドルフィンやドーパミン、あるいはセロトニンのように、脳の快感を感じる部分を刺激するからです
つまり、覚せい剤はなぜこれほどまでに強力な快感作用を脳にもたらすかというと、脳内麻薬物質であるドーパミンに化学構造が似ているからなのです
ではドーパミンとは、どのような作用をする脳内麻薬物質なのでしょう?
ドーパミンは運動の際に発生する、脳内麻薬物質です
脳内麻薬物質が脳内で生成されるようになったのは、人間がまだ動物だった頃に、他の動物を捕まえるためだと思われます
考えてください
肉食動物が、他の動物を捕まえるため必死で走りますが、「もう走れない、今日はやめておこう」などと考えていたらどうなるか?
その動物は、飢え死にして絶滅したでしょう
ですから、他の動物を捕まえるため必死で走るときや、その逆に草食動物が肉食動物から逃れるために走るときなどには、限界以上の力がでるような仕組みが出来ていったと考えられます
この「限界以上の力がでるような仕組み」が、運動の際に発生する脳内麻薬物質です
ドーパミンとは、そのような薬物です
そして覚醒剤であるアンフェタミンやメタンフェタミンは、運動の際に発生する脳内麻薬物質と構造が似ているために、同じ薬物効果があると思われます
つまり、覚醒剤がもたらす快感は、死んでしまうかもしれない恐怖を克服できるほどの効果があります
ところで、ヨガのような筋肉運動は、このドーパミンを発生させる効果があります
筋肉運動が、ドーパミンの役割だからです
一見、柔軟体操のようにしか見えないヨガには、そんな運動の際に発生する脳内麻薬物質を自由に生成できる効果があるのです
そしてヨガでは、脳内麻薬物質を生成する効果によって、瞑想を行います
つまり瞑想とは見たところ何の運動していないように見えますが、じつは脳内イメージでは激しい運動をしているのと同じなのかもしれません
その証拠に、インドのヨガの達人たちは、マラソンのような運動はしませんが、太っている人はいませんね
そしてこのように脳内に激しくドーパミンを発生させて、瞑想を行っている人の脳の状態こそが「変性意識状態」なのです
覚せい剤を用いる効果と同じ働きが、瞑想にあるとは驚きです
ナポレオン・ヒルやジョセフ・マーフィのような自己啓発指導者たちが必ず、未来に成功しているイメージを持つと実際にそれが叶うと言っていますが、・・・・・・・
そのとき必ず言うのが、成功イメージを持つとき脳の状態を「変性意識状態」にしなさいということです
私は、ヨガの秘密が筋肉運動にあることを知り、それを応用して簡単に「変性意識状態」にする方法を開発しました
これは筋肉に刺激を与えることで、運動の際にでる脳内麻薬物質を発生させるものです
つまりこの「簡単に変性意識状態にする方法」は、副次作用として脳内にドーパミンを発生させる効果があると考えられます
ちなみに性行為の際に発生する脳内麻薬物質(脳内ホルモンとも言います)も、ドーパミンなのです
では、運動の際にでる脳内麻薬物質を発生させた瞑想を行うと、願望が実現するのでしょうか?
なぜ、こんなことで願望が実現すると、言われているのでしょうか?
これは「猿の本能」が関係しています
もともと、群れを作る猿は、ボス猿の命令することを他の猿(部下猿と名付けます)に従うことで、群れの秩序が保たれます
つまり、部下猿は「猿の本能」によりボス猿の命令することを、聞かざるを得ないような仕組みがあるのです
猿から進化した人間にも、このような「猿の本能」によりボス猿の命令することを部下猿は、聞かざるを得ないような仕組みが、残っています
それは潜在意識に、残っています
潜在意識を活用して、「猿の本能」をアクティブにする機能を目覚めさせた人は,同じような力を持つことが考えられます
成功体験イメージングによる願望実現法を説く人達は、潜在意識の働きをよく分からないから、これは「宇宙の法則」であるなどと、言います
しかし説得力のある答えとしては、動物行動学に基づくものが妥当だと思われます
さて苫米地英人博士を、ご存じだと思います
博士はオウム真理教の信者の脱洗脳を行った、洗脳の科学の専門家として有名です
博士によると、ボス猿の命令することを部下猿は、聞かざるを得ないような仕組みとは、洗脳や催眠術に使われていると言います
その時に使われるテクニックが、「内部表現の介入」です
「内部表現の介入」に先立って行わなければならないのが、「変性意識の生成」であって、それに有効なテクニックが「モーダルチャンネルの変更」です
「モーダルチャンネルの変更」とは、簡単に言うと「無意識的に行っていることを、意識が分かるようにしてやること」です
例えば宗教的方法で変性意識化を行うときは、呼吸法が必ず使われます
これは「無意識に行っている呼吸」を、「意識的」に行う方法です
ヨガや私の開発した方法は、無意識に使っている筋肉の運動や感覚を、「意識が分かるようにしてやること」になっています
さて、苫米地博士の他人の内部表現への介入には、中国の方法論である「気功」が使われています
これは「気」という不思議なものを操って、他人の内部への侵入を謀る方法論です
じつは「気」とは皮膚や筋肉感覚の記憶で出来ていいます
無意識に使っている筋肉の運動や感覚を、「意識が分かるようにしてやること」の副次効果として、「気」の感覚が自動的に生成できるのです
つまりヨガや私の開発した方法は、「気」の感覚が自動的に生成できるのです
じつは「他人の他人の内部表現への介入」こそが、「洗脳や催眠術」の本質であると考えられます
そして、それに必要不可欠なものが、「変性意識の生成」です
それもかなり「深い変性意識の生成」が、必要なのです
私は長く、瞑想法を研究しました。
いちばん最初に習った瞑想法はTM でした。
もう3年以上前の正月のことです。
学生時代の同窓会があり、出席しました。
そこである友人と、再会しました。
彼の名前は、久津原(くずはら)と言います。(学生時代は彼のことを「くず
」と読んでいました。考えてみればひどい話です)
久津原くん:おおっ!久しぶりだな。
私 :ああ、もう20年ぐらい会っていないか?
積もる話で一次会は、過ぎました。
二次会は地元のスナックでした。
私 :最近、行政書士事務所の営業になったって、さっき言ってたな!
慣れない営業じゃ大変だろ?
久津原くん:うん、でも俺はわりとしゃべるの得意だしな。
ただ金がかかるんで困ってるんだ。
私 :子供はどうなんだ?
久津原くん:長男が来年、いや今年高校受検でな。
それで家の奥さんが、もうカリカリでね。金がかかるって言うんで、部下におごる金とか言えないから、これに困ってるって訳だ!
それで古い通帳にカードローンが付いているから、これで50万まで借れるから、こいつを使ってるんだ。
私 :おい!大丈夫か?
カードローンは結構金利が高いんだぞ。
久津原くん:ああ、12.5パーセントかな?毎月通帳の残高が増えるのを見ると、恐ろしくなる時があるよ。
その時彼はスーツの内ポケットから、財布を出してひらひらと振って見せました。
私 :あれっ?
その財布、風水の黄色い財布とか言うやつじゃないのか?
久津原くん:あー?知ってんのか?
これに宝くじを入れておくと当たるっていうから、使ってるんだよ。
私 :お前、その黄色い財布の起源を知ってるのか?
それはな「仙道帝財術入門」っていう、仙人になる術の本に載っているんだ。
たしか、190ページあたりに書いてあったと思う。
この本を参考にして、業者が作って売り出したら大当たりしたってわけだ!
久津原くん:お前、やけに詳しいな!
それでその財布は効果があるのか?
私 :財布の効果はハッキリ言ってわからんよ!
それより瞑想の方が効果があると俺は思っているよ。
久津原くん:お前も工学系の学校でたのに、非科学的なことを言うやつだな!
瞑想って、座禅みたいなやつだろ?
金運の黄色い財布を持っている男に、非科学的だと言われたくないものですが、彼には瞑想について、詳しく説明してやりました。
私 :確かに瞑想は一見非科学的だな。
しかし、これは生物学的には根拠があることなんだ。
たとえばここに、長さ30センチ直径4センチのほかほか のウンコがあると思え!
久津原くん:きたねーなー!
私 :汚いかはともかく、これを置いとくと30分も経たない内にハエが寄ってくる。生物学者は、これはハエがウンコの匂いを嗅ぎつけてやってくると言っている。
久津原くん:あったりまえじゃねーか!
私 :当たり前か?
俺もお前も統計力学を習った。はたして匂いの分子がそんなに速く何キロも到達できるものだろうか?
これに似た例は他にもある。
例えば海でケガをすると、血の匂いを嗅ぎつけてサメが寄ってくるというけど、はたして血の分子がそんなに速く何キロも移動できるだろうか?
何キロも拡散した血液の分子を、本当にサメの嗅覚器官が関知できるものだろうか?
久津原くん:確かに言われてみると、立方メートル当たり数個の分子を検出できるとは思えんな。面白い!
それで?
私 :つまり俺の言いたいのは、動物には人間に想像もできない能力があるということだ!
私 :金運と一口に言うが、結局人さまの懐の中にあるおカネ
を、自分の懐に移動させることが、金運のある男と言うわけだ。
久津原くん:合法的にな!
私 :そのためには人間の場合、相手の心を動かす必要がある。
つまりこれは一種のコミニュケーションのテクニックな訳だ。
ところが人間は、猿から進化してきているから、その心の深いところには動物的な本能や能力が眠っていると、考えられる。
久津原くん:つまり動物的なコミニュケーションというのは、言葉を使わないと言いたいんだな。そういう能力を使えば、サメを呼び寄せるように金運を呼び寄せることができると。
私 :ハエもな!
猿はとくに動物的なコミニュケーションの能力が優れている。頭がいいからな。
とにかく瞑想はそういう動物的な、言い換えると本能的というか、相手の潜在意識を操る手段なんだよ!
久津原くん:つまり催眠術か?
私 :あっそう、それそれ!
言葉を使わない催眠術が、瞑想による金運効果だというのが、一番わかりやすいな!
しかもこれはまず自分の潜在意識に細工をするから、自分で相手をどうこうしようとしなくても、自動的に相手を催眠術にかける効果があるんだ!
久津原くん:本当かよ?
私 :まっ、あんまり大きいことを言うと誇大広告だから、話半分に聞いてくれ。
彼にはその後、メールで瞑想のやり方を詳しく教えてあげました。
じつは私は「金運瞑想法」といっても、例えば真言密教の方法とか、禅宗の止観とか、そういう高度な方法を教えてやろうと思っていました
ところが、実際はもっとも初期の瞑想段階である、変性意識に入るだけでもかなりの効果があることがわかりました
じつのところインド発の有名な瞑想法(ジョン・レノンがこれを行ってイマジンを書いたことで有名に)である、TM瞑想でも、変性意識に入る方法だけを教えています
つまり初心者は、初期の瞑想段階である、変性意識に入るだけでもかなりの効果があるのです
しかも初心者は、初期の瞑想段階である、変性意識に入ることがかなり困難なことがわかりました
ところが私は、この変性意識、それもかなり深いところまで初心者が独習で行ける方法を、そのころすでに開発していました
それを彼に教えたのですが、このことで世の中には、変性意識に入ることがかなり困難なので挫折している方が以外に多いことがわかりました
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